いつでも元気いっぱぁ〜つ!!

現在でも元気バリバリで、危機一髪をファイトォ〜いっぱぁ〜つ!!で乗り切るCMで有名なリポビタンDは1962年に発売された最初の栄養ドリンクです。その後にグロンサンが63年、チオビタドリンクが64年、ユンケル黄帝液が67年に登場しました。現在では生産量が少なく貴重な漢方薬原料(朝鮮人参、マカなど)やタウリンの成分の強化などを用いて差別化をはかり、豪華な箱詰めで高級感をかもし出しています。高級品と成分が同じのコピー製品は低価格だが廉価な印象が先行し信用性にかけます。

栄養ドリンクの効果は?効能は?

栄養ドリンクは現在でも多数あり、選ぶときに迷ってしまいますね。同じメーカーの同じ名前なのに複数あったり・・・結局高額な方が効き目がありそうな気がしてします。そうなんです、TVや広告の頑張れるぞ〜!というイメージを鵜呑みにしてから飲めば、元気が出るという催眠効果で体が頑張ってくれているのかもしれませんね。でも、栄養ドリンクを手に取ったときに主成分を見て、自分が必要な成分を確認できれば、もっと効率的に頑張れると思います。一般的には各種ビタミンや漢方生薬を複数配合し、肉体疲労・病中病後・食欲不振・栄養障害などの場合に飲むと、栄養補給されて元気になると言われています。また、近年では眠気を押えるためにカフェイン多く含んだものや、コラーゲンやビタミンB等を含ませて美肌効果をうたったものなどの特定の効能向けに成分を調整して差別化を図った製品も多く見受けられるようになりました。栄養ドリンクの服用で疲労回復が自覚できるのは、カフェインによる覚醒作用と、大量に含まれるブドウ糖・砂糖等によって血糖値が上昇する事によるものが多いそうで、成分の差や価格の差はあまりないようです。でも、高価な栄養成分を飲んだんだから効果があると信じていると、肉体疲労も食欲不振も吹き飛んでいってくれる場合が多いのも事実です。

栄養ドリンクの服用頻度は?

栄養ドリンクの主成分の効果には、興奮作用で疲れを一時的に感じさせなくしたり、体内のエネルギーを活性化させ、ストレスを和らげたり出来ます。疲れた身体に必要な栄養素を凝縮して提供されています。用法には一日一本と書かれていますが、毎日飲むと身体が慣れてきてその状態が普通になり、もう少し頑張りたいと思った時に頼りにならなくなります。出来れば週に一本くらいにしておいたほうが、イザという大事な場面で頑張れます。栄養ドリンクが医薬部外品でも、成分中には多量の摂取が好ましくないカフェインが珈琲の10倍以上含まれている製品もあります。生薬の薬効成分抽出のためにエタノールを使用しますが、このエタノールが0.1〜1%程度含まれる製品もあり、酒気帯び運転の取締りでアルコール成分が吐息から検出される方もいらっしゃいます。そのためかアルコールを含まないものや子供向けの製品も出てきました。しかし、健康食品と同様に過剰に摂取すれば健康になれるというわけではないので、服用は適量を心がけることが必要です。欧米では目立つほどの流通は無いようですが、オーストリア産レッドブルは日本を含め世界130ヶ国で販売されていて、大きく売上を伸ばしており、欧米でも栄養ドリンクが定着しつつあります。